八村塁はスラムダンク奨学金生なの?歴代選手のその後も紹介!

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スラムダンク奨学金公式サイトのキャプチャ

画像引用元:スラムダンク奨学金公式HP(http://slamdunk-sc.shueisha.co.jp/index.html

日本バスケットボール界の可能性を広げる制度「スラムダンク奨学金」。高校卒業後もプレーを続けたい選手を対象に、バスケットボールの本場であるアメリカの大学への進学を支援するために設けられた制度ですが、現在アメリカのNBAで活躍する八村塁選手はこのスラムダンク奨学生だったのでしょうか?

この記事では、八村塁選手とスラムダンク奨学金の関係性や、歴代受賞選手のその後について紹介しています。

八村塁選手はスラムダンク奨学金の受賞者ではない?

八村塁選手の写真

画像引用元:THE ANSWER(https://the-ans.jp/news/300465/

結論からお伝えすると、八村塁選手はスラムダンク奨学金の受賞者ではありません。八村選手は、同じく世界的に活躍したい若者を対象に奨学金事業を行っている公益財団法人「 江副記念リクルート財団」の卒業生です。

八村選手は、江副記念リクルート財団からの支援をもとに、ゴンザガ大学への留学を経て、日本代表、そして現在のNBAロサンゼルス・レイカーズでの活躍に至ります。

スラムダンク奨学金の概要

スラムダンク奨学金は、日本のバスケットボール界の未来を担う才能を支援するための奨学金制度です。この奨学金は、人気漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦氏によって2006年に創設されました。

対象となるのは、経済的な理由によってアメリカでのプレーが困難な中学生・高校生のバスケットボール選手。選ばれた選手には、アメリカのプレップスクールでの学費と生活費が全額支給されます。

倍率は15倍~30倍と非常に狭き門であり、選考は厳しいものとなっています。しかし、この奨学金によって、多くの才能が国際舞台での経験を積み、プロ選手として活躍する道を開いています。新たな才能の発掘と育成に貢献しているスラムダンク奨学金は、日本のバスケットボール界にとって、貴重な存在となっていることは間違いないでしょう。

スラムダンク奨学金の歴代受賞選手一覧

2006年に設立された制度ですが、実際に奨学金の支援がスタートしたのは2008年になります。2008年~2024年(渡米予定含む)までの間で計17回(コロナウイルスによる選考中止含む)、17人の選手が受賞されました。

  • 第1回 2008年: 並里成(福岡第一)
  • 第2回 2009年: 谷口大智(洛南)、早川ジミー(福岡第一)
  • 第3回 2010年: 矢代雪次郎(流通経大付属柏)
  • 第4回 2011年: 山崎稜(昌平)
  • 第5回 2012年: 該当者なし
  • 第6回 2013年: 山木泰斗(鶴岡工業)
  • 第7回 2014年: 村上駿斗(山形南)
  • 第8回 2015年: 猪狩渉(能代工)
  • 第9回 2016年: 酒井達昌(北陸学院)
  • 第10回 2017年: 鍵富太雅(福岡大附属大濠)
  • 第11回 2018年: 小林良(桐光学園)、ホール百音アレックス(昌平)
  • 第12回 2019年: 木村圭吾(八王子学園)
  • 第13回 2020年: 須藤タイレル拓(セントトーマスモアスクール)、モサク オルワダミロラ 雄太 ジョセフ(ユニバーシティネブラスカ高校→セントトーマスモアスクール)
  • 第14回 2021年: 該当者なし(新型コロナウイルスに伴い中止)
  • 第15回 2022年: 該当者なし(新型コロナウイルスに伴い中止)
  • 第16回 2023年: 伊久江ロイ・英輝(セントメリーズインターナショナルスクール)
  • 第17回 2024年: 崎濱秀斗(福岡第一)

スラムダンク奨学金受賞選手のその後

谷口大智サウスイースタンオクラホマ州立大学卒業後、秋田ノーザンハピネッツに入団。現在は島根スサノオマジック(B.LEAGUE)にて現役選手として活躍中。
早川ジミーアリゾナウェスタン大学卒業後、TGI・Dライズ(JBL2)に入団→豊田通商ファイティングイーグルス名古屋と渡り歩き、2014年に競技生活を終えた後、自身が経営するモデル事務所を設立。2023年現在の活動に関しては詳細不明。
矢代雪次郎ベサニー大学を卒業後、群馬クレインサンダーズへ入団。選手として4球団を渡り歩き、2023年に現役を引退。現在は渋谷サンロッカーズの通訳兼サポートコーチとして活躍中。
山崎稜タコマ・コミュニティ大学を卒業後、埼玉ブロンコスに練習生として加入。現在は群馬クレインサンダーズの現役選手として活躍中。
山木泰斗ライカミング大学卒業後、山形ワイヴァンズに通訳として加入。その後、さいたまブロンコスでの通訳兼練習生を経て、2022年に埼玉リプラ(3×3 S League)へ加入。翌2023年に契約解除となった。
村上駿斗サウスケントスクールを卒業後、パスラボ山形ワイヴァンズ(現:山形ワイヴァンズ)に入団。その後複数球団を渡り歩き、現在はライジングゼファー福岡の現役選手として活躍中。
猪狩渉IMGアカデミー卒業後、福島ファイヤーボンズに入団。その後、米独立リーグABAのシカゴ・フューリーへと渡り、OBA優勝にも貢献。2022年に帰国し、現在は仙台89ERS(B.LEAGUE)練習生として活動中。
酒井達昌セントジョセフ大学メインを卒業後、群馬クレインサンダーズにアシスタントコーチ兼デベロップメントコーチとして加入。現在は富山グラウジーズの通訳兼練習生として活動中。
鍵富太雅アメリカ ボウディン大学を経て、2022年茨城ロボッツに入団。翌2023年にファイティングイーグルス名古屋へと移籍し現役選手として活躍中。
小林良2018年に渡米し、セントトーマスモアスクール→ブリッジボート大学を経て、現在はブリッジポート大学大学院に通いながらNBAへの入団を目指し奮闘している。
ホール百音アレックスセントトーマスモアスクール卒業後、2019年に横浜ビー・コルセアーズへ入団。その後2球団を渡り歩き、現在は青森ワッツの一員として現役活動中。
木村圭吾セントジョセフ大学を経て、2021年に新潟アルビレックスBBへ入団。2023年に群馬クレインサンダーズへ移籍し活躍中。
須藤タイレル拓2020年に渡米し、セントトーマスモアスクール卒業後、ノーザンイリノイ大学に入学。現在はガードナー・ウェブ大学へ転校し、夢を目指している。
モサク オルワダミロラ 雄太 ジョセフ2019年に渡米。ストーンヒル大学を経て、2022年に新潟アルビレックスBBへ入団。翌2023年に茨城ロボッツへ移籍し活躍中。
伊久江ロイ・英輝2023年5月にセントメリーズインターナショナルスクールを卒業。2023年9月にアメリカ セントトーマスモアスクールに入学予定。
崎濱秀斗現在は福岡第一高校に在学中。2024年4月に渡米し、セントトーマスモアスクールに入学予定となっている。

当然のことながら、歴代の受賞者は全員がアメリカ留学後、バスケットボール界で活動をしていました。(※現在留学中の受賞者は除く)

未だ、スラムダンク奨学金の卒業生の中からNBA選手は現れていませんが、W杯開催などもあり、日本バスケットボール界は盛り上がりをみせているため、近い将来、第二の八村塁と呼ばれるような日本代表選手が誕生すると期待しています。

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